マニア消費者市場を新たに推計、04年は主要12分野で延べ172万人*

オタク市場は総計2900億円、と、以前野村総研が発表していました。
市場規模は私も野村総研より前に推計をだしてましたが、オタク市場は高度にセグメント化されているので、総計出してもあまり意味がないことを指摘していました。
今回、野村総研はアンケートにより6つの因子を抽出し5つの類型にまとめ、さらにマーケティングフレームを提案しました。


・・先こされたって感じです。


私、構造分析が大好きです。もちろん記号論構造主義も。ソシュールもレビィ・ストロースも、統計も大好きです。
批評を書くときにも構造分析にはよくお世話になります。
でも、負け惜しみを言っておくと、構造分析はうさんくさいです。
何故かというと構造分析には大きな欠点があります。構造が無いものでも構造があるように見えてしまうという欠点が。もともと構造の存在を仮定する方法なので、構造が無くてもそれを検証できません。
共分散構造分析によって抽出される因子はアンケートの作り方にも依存します。
趣味でやる分には面白いですけど、マーケティングでこれやってる人みると、いつもうさんくさーと思ってみてるんです。本当にわかってるのかと。
実際、抽出された6因子5類型がオタクを表しているかというと、どうもそんな感じがしないと言う人の方が多いようです。
でもマーケティングフレームは面白いと思いました。どうやっておもいつくんでしょう。。。