水からの伝言の、論文の件、ブラインド化が不十分じゃないか?

以前書いた水からの伝言に関連する論文(Double-Blind Test of the Effects of Distant Intention on Water Crystal Formation)、ざっくり読んでみた。
日本語の解説はこのあたりこちらも


ポジティブな意思を送ったほうがきれいな結晶になってるんだが、結論から言えばブラインド化が不十分で50%の確率で有意に、きれいな結晶が出るようになっている様子。脱力した。


A,B,C,Dのボトルを使い、A,Bにポジティブな意思?を入れ、C,Dをコントロールとして置き、これらはブラインド化されている。しかし、ボトルから結晶を作成して写真を撮る人が同一です。このときはコントロールが存在することを知らされているし、「どれかのボトルからできる結晶はきれいなはず」っていう先入観があれば、意識的にせよ無意識的にせよ、そのような写真をとってしまう事が起こりえる。どのボトルを(意識的、無意識的に)選ぶかだが、4つのうちのA,Bのみにポジティブな意思を込めてる?ので、確率は50%になりますよね。
私が指摘せずとも、この分野では優秀な物理学の専門家がたくさんいらっしゃるので、いいかなとも思ったけれどあまり話題になっていないみたいなので書いてみた。
まあ脱力するだけだからスルーされてるのかな・・・。きっと他の実験もこんな感じなんだろうな。
あと、実験に対する奇妙な注意深さを見て、反証実験するのは困難だと感じました。反証実験しても、「余計な念が入ったからうまくいかなかった」と、言われるんですよきっと。


・・・と、ここまで書いてから、ふと思いついたんだですが、逆の結果が出てもいくらでも言い訳できそうですよね。
A,Bは電磁波を通さない部屋に置かれてるからだめだったとか、同じビルに置いてあったC,Dにも伝わったとか。
水伝には詳しくないので、妥当な言い訳かどうかはわかりませんが。